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「蹴った瞬間、時間が止まった」水沼宏太が一生忘れられないシーンとは？＜“大阪ダービー”を制した17年ルヴァンカップ決勝＞

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「蹴った瞬間、時間が止まった」水沼宏太が一生忘れられないシーンとは？＜“大阪ダービー”を制した17年ルヴァンカップ決勝＞

2023/11/01

カーブをかけず、あえてストレートのクロスで劇的弾を生み出した

　僕にとってYBCルヴァンカップと言えば、セレッソ大阪時代にプロで初めてクラブタイトルを獲得した2017年の大会です。

　準決勝はガンバ大阪との「大阪ダービー」。メチャメチャ盛り上がったことを覚えています。ホームでの第1戦は2－2の引き分け。アウェーでの第2戦も1－1でアディショナルタイムに突入し、このまま終わればアウェーゴール数で敗退が決まってしまう。さすがにやばいなと思っていた、ちょうどそのときでした。

　右サイドでパスを呼び込んで迎えたラストチャンス。ペナルティーエリアの中に5人くらいいるのが目に入りました。ボールを止めてクロスを送るのは違うなという直感があって、蹴るタイミングを少し遅らせてからそのままインサイドキックで真っ直ぐ上げることにしたんです。

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