![](/mwimgs/f/5/-/img_f59682b74884244ece386709f3330db9168136.jpg)
磨きに磨いた熟練の技で観衆を魅了する職人がいる。横浜F・マリノスのMF水沼宏太は、その代表格だ。
右サイドから放つクロスは絶品の一語。何しろ、高確率で得点に結びつく。当代随一のシロモノと言ってもいい。
球種、球速、球筋は多種多様。さらに距離、角度、高低も自由自在。不変なのはピンポイントで受け手に届く精密なキックと「ここ」という場所とタイミングを逃さぬ認知能力の高さだ。
今季も第20節までに6アシストを記録。この人が右サイドでボールを持つたびに、極上のスリルとサスペンスがピッチ上を覆いつくす。
水沼と同じピッチに立つことは、点取り屋にとっての福音だ。サガン鳥栖時代の豊田陽平、セレッソ大阪時代の杉本健勇、横浜FMではオナイウ阿道、前田大然、レオ・セアラが水沼のクロスに生かされ、ゴールを量産している。
![](/common/premier/images/common/incentives11.webp)
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by J.LEAGUE