世界ランク5位のフランス、NBAの有力選手を迎えた優勝候補カナダが注目である。しかし、初出場のラトビア、3大会ぶり出場のレバノンも2強撃破の可能性を感じさせる。
フランスとカナダはグループ初戦で相まみえる。フランスは12名のうち9名が、'21年の東京五輪や'22年のユーロバスケットへ出場。大舞台での経験値とチームの結束力は随一だろう。特にエバン・フォーニエ、ゲーション・ヤブセレ、ルディー・ゴベアの3人は両大会でチームをけん引。ニコラ・バトゥーム、ナンド・デ・コロのベテラン組も東京五輪以来の代表復帰を遂げて、コンビネーションに磨きがかかる。
対するカナダは、W杯予選後にジョルディ・フェルナンデス新HCが就任して本大会へ挑む。特にバックコート陣は一際目を引く戦力だ。昨季自身初のNBA王者に輝いたジャマール・マレーやRJ・バレット、W杯予選でも活躍したシェイ・ギルジャス・アレクサンダーらが揃う。強力なオフェンスによって、W杯予選で平均61.8失点を記録したフランスの防御を攻略できるか。
2強撃破の筆頭はラトビアだ。ダイリス・ベルターンスを軸に、横浜エクセレンスに今秋加入するクラヴス・チャバルスや、アンドレイズ・グラズリスがW杯予選全12試合に出場。チーム力が高く、堅守と3Pを強みにする。NBAオクラホマシティ・サンダーに所属するダイリスの弟デイビスも、長距離砲の精度が高い。攻守を仕上げることができれば、台風の目になりそうだ。
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