#1079
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<バスケW杯/グループE展望>頭一つ抜ける“東京五輪3位”オーストラリア。日本は地の利を活かせるか。

 このグループではオーストラリアの戦力が高く、最初に紹介すべきチームだろう。ジョシュ・ギディー、パティー・ミルズらNBAで活躍する選手を中心とした布陣は選手層も厚く、充実している。

 2021年の東京オリンピックでは銅メダル、'22年のアジアカップでは決勝でレバノンを下し、'17年大会に続いての優勝を果たした。世界ランキング3位の実力は本物で、このグループ1位通過の大本命と言って間違いなさそうだ。

 ドイツは東京オリンピックでは決勝トーナメント進出を果たして8位。'22年のユーロバスケットでは3位に入り、FIBAランキングでは11位と、このグループ内では2番手につけている。

 中心選手は司令塔としてゲームをコントロールするデニス・シュルーダー。昨季はNBAロサンゼルス・レイカーズで八村塁とチームメイトだっただけに、日本のファンにもお馴染みだろう。他にもサイズとフィジカルの強さを備えた選手が多い点が特徴で、高い得点能力がある。

 順当に考えればこの2強がグループを突破しそうだが、FIBAランキング24位のフィンランドも実力のあるチームだけに注目すべき存在だ。W杯初出場は'14年だが、そこから力を伸ばし、'22年のユーロバスケットでは決勝トーナメントに進み、7位に入った。ユタ・ジャズで活躍するラウリ・マルカネンを中心に得点力が高く、1次ラウンドを突破する可能性は十分に備えており、台風の目となる力を秘める。

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