近日中に、チーム創設時からキャプテンを務め、今季限りでの現役引退を表明している大塚裕土選手のインタビュー動画も配信予定だ。
アルティーリ千葉の本拠地・千葉ポートアリーナのメインフロアに足を踏み入れると、一気に「非日常」へと引き込まれる。
チームカラーのブラックネイビーで統一されたスポンサーフラッグ、クラブシーンを連想させる照明、従来のチアリーダーの枠に収まらないAills(エイルス)の躍動感あふれるパフォーマンス。さらにチームのオフィシャル曲的な位置付けの『Luv(sic)pt.2』を筆頭にした、選曲の妙も印象的だ。選手が身にまとうユニフォームからチームグッズのデザインに至るまで、各分野の著名なクリエイターのセンスが至る所に反映されている。

「スタイリッシュであり、クールであり、格好いい」
アルティーリ千葉の新居佳英社長は、チーム創設時から掲げるコンセプトをこう説明する。一見すると、見栄え優先に映るかもしれないが、そこには“多くの人々が憧れ、誇れる存在”という真意が含まれている。
もちろん、強くあり続けることが大前提だ。
岡田武史に学んだチームスポーツの組織づくり
新居社長は大学卒業後、人材系ベンチャー企業大手の株式会社インテリジェンスに就職。入社3年目で子会社の経営を任されると、2003年、29歳の時に現在も社長を務める株式会社アトラエを起業。ウェブ業界における人材求人サービスを軸にした事業展開で2016年には上場を果たすなど、生粋の経営畑を歩んできた人物である。
若くして起業した新居社長が会社を成長させるべく参考にしてきたのは、チームスポーツにおける組織づくりだった。
「チームスポーツから学ぶことはすごく多かったです。強いチームはどのような組織運営を行っているのか、チームとしてパフォーマンスを出すにはどうすべきかを徹底して研究しました。私自身は小学校から高校までサッカーに打ち込んできたこともあり、起業当時はサッカー元日本代表監督の岡田武史さんにさまざまな話をうかがいました。先輩と後輩、コーチと選手の関係はどうあるべきか。そうした話を参考にしながら、経営に生かしてきました」
次第に見えてきたのは、「フラットで自立分散型」の体制、そして「全員が同じ目標に向かう」という明確な指針だった。上司の指示や確認を待って動くのではなく、社員一人ひとりが主体的に行動し、互いに情報を共有しながら、その時々の判断で柔軟に物事を進めていく。そうした積み重ねによって、組織として目標に向かっていくスタイルである。
この指針を軸に、会社は着実に成長を遂げていった。そうした経営の延長線上で、新居社長の中に秘めていたスポーツ界への思いが次第に明確になっていく。
「もともと会社は、『公器』として、スポーツや芸術といった文化を未来に残すことに貢献すべきだという考え方を持っていました。私自身、スポーツから多くのことを学んできましたし、何か恩返しができないかと考えていました」

そんな中、縁あってJリーグの水戸ホーリーホックの社外取締役として、経営に携わることになる。ただ、クラブは創設から20年以上の月日を重ねてきた歴史がある。新居社長は新たな気づきがある一方で思うように物事が進まない難しさも、現実として突きつけられていた。
「そのうちに、プロチームを作るなら、新規新設でやってみたいという思いが出てきました」
自分のイメージを具現化できるプロチームを、ゼロから作る——決意を固めた新居社長のその視線は、Bリーグに向かっていった。
2030年、2万人収容の新アリーナ構想
この動画では他にも次のトピックについても、お話しいただいた。
- Bリーグで新規参入を決めた理由
- 千葉市を本拠地に選んだ理由
- 独自のブランド戦略
- 「アルティーリ」というチーム名に込められた思い
- 2030年、2万人収容の新アリーナ構想
- 直近の課題と今後の展望
日々戦い続ける新居社長の約40分間のロングインタビュー動画、ぜひご覧ください。(12月17日取材)
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