
Method.1「攻撃」幅と深さ、遅攻と速攻を変幻自在に使い分ける。
――今季のガナーズはこれまでと比べて、一味も二味も違いますが、何が一番大きく変わったと思いますか。
「まず攻撃面から見ていくと、ファイナルサードで背後を取りに行くようになったことですね。つまり、最終ラインの後ろのスペース。そこをアタックする場面が格段に増えました」
――これまでは相手ディフェンスの手前でボールを動かすケースが多かったと。
「プレス回避を含め、ポゼッション自体は得意でした。ただ、背後を突くアクションが少なかったので、怖さがなかったんです。それが今季は相手の背中、守備側にとって一番怖いところであるライン裏を取りに行くようになった。数多くのチャンスをつくり出している最大の要因がそこにあると思います」
――その意味では、左のインサイドMFを担うグラニト・ジャカのアクションは印象深いですね。果敢にボックス内のポケットに走り込み、得点に絡んでいます。
「ジャカはもちろん、ブカヨ・サカとガブリエウ・マルチネッリの両翼にしても、背後へのアクションが増えました」
――攻撃の要諦は“幅と深さ”と言われますが、幅だけではなく、深さを使った攻めを加えた効果は大きいですね。
「その流れで言うと、攻撃に縦の速さが加わりましたね。これまでは比較的遅攻が多く、カウンターを狙えるような局面でもポゼッションの回復に走る傾向がありました。今季は前方に広がるスペースに対してダイレクトにアタックする場面が増えています。サカやマルチネッリの速さを一段と生かせるようになりました」
続きの内容は…
- Method.2「守備」毎試合変わるプレッシング法。マンツーマンでも対応できる。
- Method.3「選手層」ジョルジーニョ加入が奏功。EL敗退はむしろ好材料か。
- Method.4「優勝争い」身に付けた勝負強さを4月も発揮できるか。
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