日本中が大歓喜に包まれた。心をひとつに共有できたWBC。
ラッキーなことに、僕は今大会を事前に様々な角度から取材でき、自分なりに野球の力を感じることができた。その力は、記し始めたらキリがないため3つにまとめたい。「大谷力」「日」、そして「生き残り力」。
まずは「大谷力」。準々決勝のイタリア戦で何度も見せたガッツポーズ、そして一球一球、大声を出しての投球。僕は一瞬、自分の耳を疑った。思いを出し切るその姿に圧倒されたと同時に、こうも感じた。想像以上にプレッシャーと闘っていた“弱い”大谷さんもいたのだと。それを振り払うために、大谷さんは体全体で、前向きに表現していたんだと。
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photograph by Tamon Matsuzono