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[侍OBプロフェッショナル解説]決勝vs.アメリカ 3-2 松中信彦「明暗を分けたつなぎの意識」

2023/03/30
2回表、ターナーのソロで米国が先制。日本はその裏、前夜の主役村上の一発などで逆転。その後は互いに1点ずつ取り合い3-2の9回、大谷がマウンドへ。最後は盟友トラウトを三振斬りで日本が悲願の3大会ぶり優勝

 日本の勝因の一つ目は、先制された直後に村上の本塁打で同点に追いついたこと。あそこで得点が入らなければそのままズルズルと行きかねなかったので、流れをすぐに取り戻せたのは大きかったですね。

 もう一つは、日本の投手陣が危ない場面をつくりながらも最小限の失点で切り抜けたことです。国際大会の決勝ともなれば、相手投手のレベルが高く、大量得点は難しいので、どうしても僅差の勝負になります。日本の投手陣がいかに踏ん張れるかがカギになると思っていました。

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photograph by Naoya Sanuki

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