世界ランク1位のイガ・シフィオンテクはウィンブルドン3回戦で37位のアリーゼ・コルネに敗れ、2月からの連勝が37で止まった。'90年以降で最長のマルチナ・ヒンギスの記録に並んでいたが、抜き去ることはできなかった。
「芝は厄介。他のサーフェスほど効率よくプレーできていない」と苦戦が続いた。「いろいろ試したけど、うまくいかなかった。練習でも見つけられないのに、試合で見つけられるわけがない」と早すぎる敗退を受け入れた。
連勝の重圧から解放されたのか、どこかホッとしているようにも見えた。アシュリー・バーティが世界ランク1位のまま引退したことで、4月に1位に浮上。女王候補から女子テニスを代表する地位に押し上げられた。重圧を背負いながら、全仏で2度目の優勝。WTAツアー公式サイトに載ったインタビューでは〈タイトル獲得で最も難しかったのは〉の問いに、こう答えている。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Hiromasa Mano