東京五輪の男子サッカー、誰にも止められないのではないかとさえ思わせる選手がいる。スペイン代表のぺドリだ。
2002年生まれの18歳。バルサに移籍した昨夏は知る人ぞ知る存在でしかなかったが、1年間でサッカー界の階段を一気に駆け上がった。圧巻はユーロでのパフォーマンス。スペインは準決勝でイタリアに敗れたが、ぺドリは大会で最も強烈なインパクトを残した選手だった。中盤の核として準決勝までの全6試合に先発出場。スイスとのPK戦直前にPKキッカーの関係で交代したものの、事実上のフル出場で攻撃の指揮を取った。チームを固定せず、先発メンバーを頻繁に変えるルイス・エンリケ監督にとっても彼の存在はアンタッチャブル。指揮官は「ぺドリは特別な選手。今大会でのパフォーマンスは過去の18歳では見たことがないほど。あのイニエスタでさえもだ」と手放しの褒めようだった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images