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コロナ禍のロシア選手権は新旧“3人娘”の異次元の戦いに。【フィギュアスケート】

発熱しながら臨んだSPはノーミスの演技で80.31点。FSも183.79点をあげ、計264.10点で3連覇したシェルバコワ

「4回転2本」を武器にした女の戦い。それが今季のロシア選手権の頂点をかけた攻防だった。

 表彰台の3人全員が、フリーで4回転2本を入れたパーフェクト演技を披露。壮絶な精神戦となった。

 今季の勢力図は、チーム移籍とコロナ感染の2つの要因で大きく変動した。昨季、エテリ・トゥトベリーゼの門下生で注目を集めた“3人娘”のうち2人がエフゲニー・プルシェンコのもとへ移籍。巨匠対決がクローズアップされた。

 ところが移籍したアリョーナ・コストルナヤはコロナ感染のため欠場。アレクサンドラ・トゥルソワは11月に負傷し、ロシア選手権は4種類持つ4回転のうちルッツのみの戦いに。さらに残留組のアンナ・シェルバコワは11月に肺炎を患い、試合当日も発熱が収まっていないと現地のメディアが報道した。

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photograph by KYODO

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