#1015
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中学恩師が語る“初心者”八村塁。~NBAという夢の始まり~

異彩を放っていた八村に「NBA」という夢を与えたコーチがいる
歴史的なドラフト指名の9年前。中学でバスケを始めた八村は、既に異彩を放っていた。NBAという夢を与えたコーチが当時を振り返る。

 私が塁を知ったのは、彼がまだ小学生のころ。知人が指導するチームに2日間だけ顔を出したんです。当時から飛び抜けて背が高くて「これは将来が楽しみだ」と思ったんですが、その後野球チームに入ったと聞き、残念だったのをよく覚えています。

 塁は6年生のときはキャッチャーだったんですが、元々はピッチャー。あいつの球を受けられる同級生がいなくて、仕方なく転向したんだそうです。奥田中の野球部は塁が中学2年生の時に全国2位になるほどの強豪でしたし、中学でも当然野球を続けると思っていたんですが、仮入部期間が終わっても、野球部に入っていないという。それならば、と、バスケ部員たちに「絶対に連れてこい」と指令を出しました。

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photograph by AFLO

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