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天才少女のシングル断念で考えた、 怪我のリスクと選手の夢。 ~羽生も研究した4回転の持ち主~

'18年12月のジュニアGPファイナルでコストルナヤ、トゥルソワに次ぐ3位に入賞し脚光を浴びたカニシェワ。

 ロシアの天才少女の1人、14歳のアリョーナ・カニシェワが、怪我のためにシングルを引退し、アイスダンスに転向することを発表した。カニシェワといえば、4回転トウループをすでに練習で成功させており、来季のシニアデビューと共に『4回転女子』の一角に名乗りを上げるはずだった選手。羽生結弦も彼女の4回転の動画を見て研究していたというほどの才能の持ち主だっただけに、シングル断念は衝撃的なニュースだった。

 カニシェワは昨季のジュニアGPファイナルで、今季話題の“ロシア3人娘”の一角を崩し、13歳ながらに銅メダルを獲得した。つまり今のロシア3人娘と同等の逸材と言われ、今季から彼女達の同門に移籍。5月には4回転トウループを成功させる動画をネットに上げた。しかし腰痛のために今季は全試合を棄権。4回転の練習が、'18年11月に負った怪我の再発と悪化に繋がった様子だ。

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photograph by AFLO

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