サッカーの女子ワールドカップが始まった。1991年の初開催以来、大会の規模は拡大してきて、世界大会としての内容がともなうようになってきた。初開催は12カ国の出場だったが、前回の2015年の大会からは24カ国となって、決勝トーナメントは16カ国という形式になった。'91年から最初の5大会の優勝は米国、ノルウェー、米国、ドイツ、ドイツとなっていて、優勝した3カ国が世界をリードしていると言ってよかった。'11年の第6回大会で日本が優勝したことで、優勝国の分布は北米、欧州、アジアと広がった。'15年は優勝が米国、準優勝が日本だったが、準決勝に初めて残ったイングランドが、3位決定戦でドイツに勝った。日本だけでなく、イングランドが3位になったことで、強豪国の顔ぶれが広がってきた。だが'91年以来の通算成績を見てみると、米国、ドイツに加えて、ノルウェーの成績がだいぶ際立っていることが分かる。ワールドカップで積み重ねられてきた出場国の成績について、振り返ってみよう。
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