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陸上競技への追い風。 ~日本記録には「風」の力が必要~

2019/06/04
走り高跳びの戸邉は194センチの長身。今春に卒業した筑波大大学院では、競技を力学的に見るなど研究を続けたという。

 日本の陸上競技で、5月になってハイレベルな記録が相次いで出た。サニブラウン・アブデルハキームが100mで9秒99、北口榛花がやり投で64m36、サニブラウンは日本選手として2人目の9秒台、北口は従来の日本記録を56cm上回る記録で、一躍、ワールドクラスと言っていいレベルに到達した。5月22日の時点で、サニブラウンの9秒99は記録上の世界ランキングで9位、北口の64m36は7位だ。全米陸上選手権などは夏に開催されるため、世界の強豪選手が記録を出すのは6月以降だと思われるが、サニブラウンと北口の記録は、世界選手権でファイナリストを狙えるレベルにあることは間違いないところだ。

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photograph by AFLO

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