団体球技の代表チームは、ほとんどの競技で2020年東京五輪に向けた体制が決まって、すでに強化が始まっている。バレーボールの女子日本代表は、中田久美監督のもと5月から合宿が始まり、7月に最初の公式戦、ワールドグランプリが行われた。
対戦したのはタイ(世界ランキング14位)、ドミニカ共和国(同9位)、オランダ(同7位)、セルビア(同3位)、ブラジル(同4位)、中国(同1位)、ロシア(同5位)。日本の世界ランキングは6位。予選ラウンドの結果は6勝3敗で、ドミニカ共和国、セルビア、中国という3カ国に敗れている。五輪翌年の今年は、各国ともチームを作り直している時期であり、日本にとって6勝3敗はまずまずの成績だった。セットカウントで3-2の勝利が5試合あったため、勝ち点の関係で決勝ラウンドへの進出はならなかったが、予選ラウンドでの試合内容から、中田久美監督の日本代表について考えてみたい。
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