大田泰示は、こういう振る舞いがサマになる。今年の2月、アリゾナで会った大田がニヤッと笑ってこう訊いてきたのだ。
「どうですか。僕がトレードって話になったとき、けっこう驚きましたか」
もちろんジャイアンツが大田を出したことにはビックリしたが、こんな質問をサラッとできる大田の“大物感”にはもっと驚いた。そのとき、彼はこうも言っていた。
「長打力のある右バッターとして、中軸を打てるようになりたい。一発で試合を動かせる中軸に僕が入れば、強いファイターズのままでいられると思うので……まぁ、そういうことを言う前に、レギュラーを獲らなきゃいけないんですけどね(笑)」
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photograph by KYODO