5月29日から6月5日までドイツで行なわれた世界卓球選手権で、日本が金を含むメダル5個を獲得する大躍進を遂げた。混合ダブルスの吉村真晴&石川佳純ペアの金メダルを筆頭に、銀1つ、銅3つ。国際ペアのメダルを含めて6個だった'75年大会以来となる空前のメダルラッシュだった。
その中で、メダルにこそ手が届かなかったものの最大級の注目を浴びたのが、史上最年少の13歳で日本代表に選ばれた男子シングルスの張本智和(エリートアカデミー)だ。
代表合宿で全体練習前の30分間に毎日行った弱点克服のための個別トレーニングが実り、1回戦を4-0で難なく突破すると、2回戦ではリオ五輪銅メダルの日本のエース・水谷隼に4-1。その後もバックハンドで強烈な横回転をかける「チキータ」を武器に次々にポイントを奪い、圧勝続きでベスト8に進出した。13歳での8強入りは男女シングルスを通じて大会史上最年少の快挙で、世界に衝撃を巻き起こした。
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photograph by KYODO