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<直撃インタビュー> アレッサンドロ・デル ピエロ「革新的で、スペクタクルなチームだった」

2017/02/22
稀代のファンタジスタが己の力を自覚した瞬間。1996年の戴冠はデル ピエロにとって特別な意味を持つ。今もきらめきを失わない名勝負の記憶を本人に訊いた。

“尋ね人”はアメリカにいた。

「昔からの計画だったんだ。いまはロサンゼルスが僕ら家族の街さ。子供たちにも、とても有意義な経験になるだろう」

 現役引退を公に明言したわけではない。フェードアウトするかのように表舞台から姿を消した稀代のファンタジスタは、アメリカでどんな日々を過ごしているのか。

「競技をやめてから始めた、いろんな活動で忙しくしているよ。それにパパをやっている。学校への送り迎えだったり、一緒に遊んだり、子供たちのそばに長くいられるのは“特権”のひとつなんだ。遠征やキャンプがなくなって以来のね」

 子供は3人。名はトビアス、ドロテア、サーシャ。姓はデル ピエロ――。

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photograph by AFLO

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