MLB機構と選手会の間で話し合われてきた労使協定が11月30日、期限切れとなる3時間半前に締結された。一時は交渉難航も予想され、最悪の場合、各球団施設の「ロックアウト」(使用禁止)の可能性が取り沙汰されていたものの、最終的には細部で折り合いが付き、2021年までの今後5年間は新協定の条件で運営していくことが決まった。
今回も、改めて「全米で最も力のある労働組合」と言われる、メジャー選手会の強さを印象付ける結果となった。これまでオールスターの勝敗で決められていたワールドシリーズの開幕権が、当該チームの勝率優先となったほか、ぜいたく税の規定額変更、故障者リスト(DL)の期間が15日間から10日間になるなど、球界全般の運営事項が刷新された。
![](/common/premier/images/common/incentives11.webp)
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Yukihito Taguchi