そのビッグマウスと溢れる才能から“本田二世”とも称されるプラチナ世代の雄は、更なる成長を求めてオランダへと渡った。「中途半端じゃ終われない」。大いなる野望と覚悟を胸に抱き、ギラギラとした眼差しで、ふたたび日本代表での活躍を狙う。
真っ直ぐに突き刺さってくる痛いぐらいの視線が、小林祐希そのものである。熱く、ストレートでちょっと粋がっている。そこに裏も表もない。
左利きのテクニシャン、ビッグマウスぶりから“本田圭佑二世”と騒がれるプラチナ世代の24歳は今夏、ジュビロ磐田からオランダ1部のヘーレンフェーンに完全移籍した。「海外に行く」と決めて本当にオファーを呼び込んでしまう有言実行ぶりも、どことなく本田をダブらせる。
「日本代表に入って感じたのは、ここから先、自分が成長するためには日本を出なきゃいけないということ。オランダなら日本人選手もあまりいないし、困ったら誰かが助けてくれる環境じゃない。そういう方が俺には向いているなって思うんです」
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