笑顔が好調ぶりを示していた。陸上男子短距離の桐生祥秀(東洋大)が、3月14日から約3週間の米国遠征を敢行。数々の収穫があったと笑顔を見せ、日本人初の100m9秒台へ、大いなる手応えをにじませた。
まずは3月18日にオレゴン州で行なわれた世界室内選手権。男子60m予選で自己ベストと並ぶ6秒59を出すと、準決勝では6秒56の自己ベストをマーク。朝原宣治の持つ6秒55の日本室内記録には0秒01及ばなかったが「冬の練習が間違っていなかった」と確信を手にした。
続いて向かったテキサス州にある名門ベイラー大では、昨年の世界選手権銅メダリストであり、自身と同じ'95年生まれのトレイボン・ブロメル(米国)らとトレーニングをし、刺激を受けた。
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photograph by KYODO