日本ではほとんど報道されなかったが、バスケットボールのW杯は9月14日、スペインのマドリードで決勝が行なわれ米国がセルビアを下して2大会連続、通算5度目の優勝を果たした。この大会は世界選手権から今回、名称を変更したもので、開催は4年に1度、通算17回目の大会だった。
バスケットボールではずっと米国が世界一を獲り続けている印象があるかも知れないが、事実はそうではない。米国代表を、大学生ではなくNBA選手で組むようになった1992年以降に限って見ても、'94年大会優勝、'98年大会3位、'02年大会6位、'06年大会3位、'10年大会優勝となっていて、今大会を含めても、6大会で優勝したのは3回だけだ。欧州や中南米の強豪国が、NBA選手ばかりの米国にたびたび勝っているのである。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images