糖分補給、貧血、アルコール、我慢できないお菓子の誘惑……。
「走る」と「食べる」にまつわるエトセトラを縦横無尽に語り尽くす座談会!
好評発売中の雑誌Number Do『RUN&EAT あなたの「走る」が「食べる」で
変わる』より、走りと食事のスペシャリストの大座談会を公開します。
金 最初はカーボローディングの話題から入りましょうか。弘山さんは昨日、東京マラソンを走ったんですよね? カーボローディングはやりましたか?
弘山 レース前日のおとといの晩はパスタを2人前食べました。でも、私は現役のときも、1週間前から炭水化物を抜くようなカーボローディングはやったことがないんですよ。マラソンは冬に走ることも多いから、あまりエネルギーをとらずに風邪をひいたりするほうが怖いということもありましたし。レースの3日前ぐらいからご飯やお餅、パスタを多めにとるようにするくらいです。それで、私はレース当日の朝に、切り餅を7~8個食べるんです。
金 えー、そんなに食べれるんですか!?(笑)
弘山 絶対、エネルギー切れしないです(笑)。ご飯だとその量を食べるのはしんどいんですけど、お餅だといけますね。ずっとお雑煮にしてましたが、大根おろしと一緒に食べると消化にいいと聞いて昨日、試してみたら、胃がもたれなくてとても食べやすかったです。
村野 元からそれぐらい食べるんですか?
弘山 いえいえ、普段はそんなに食べないです(笑)。
消化がいい大根おろしとお餅はおすすめのレシピ。
村野 大根おろしとお餅というのは消化がいいので、スタートの3~4時間前までに食べるならおすすめのレシピですね。パスタはトマトソースや和風ベースがいいです。カルボナーラのような生クリームの多いソースは消化に時間がかかるので要注意です。
弘山 わたしはパスタのときはだいたいタラコ系です。
村野 カーボローディングだからといって極端に食事量を増やしたり逆にセーブしすぎたりするとストレスをためたり、体調を崩す可能性もあります。レースの3日前から1日の総エネルギーの70%をご飯や麺類のような炭水化物中心の食事に切り替えるのが基本ですが、いろいろ試して自分に合う方法を探してもらいたいですね。
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