3月を迎えると、ジョージア州オーガスタにあるオーガスタナショナルゴルフクラブが、急に忙しくなる。4月10日開幕のマスターズに出場する選手たちが、練習グラウンドにやってくる日が多くなるからだ。
オーガスタのコースに、この冬「歴史的惨事」が起きた。
雪嵐に襲われて、17番ホールのフェアウエイ左サイド、ちょうどティグラウンドから210ヤード付近に聳え立っていた高さ20mもある松の木が損傷し、伐採を余儀なくされたのだ。
通称「アイクの木(アイゼンハワー・ツリー)」。オーガスタを通算45回も訪れたアメリカの元大統領アイゼンハワーが、17番の第1打を打つと、何度となくこの巨木に当たり、スコアを崩したことにちなんで名づけられた。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Taku Miyamoto