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コミッショナー交代で、 注目される後継者の手腕。 ~NBAトップに吹く新たな風~

スターン(右)からバトンを継いだシルバー。海外拠点のチーム設立も検討しているという。

 NBAは変化し続けるリーグだ。この夏も半数近くのチームがヘッドコーチを入れ替え、何人ものオールスター級の選手たちがチームを移った。移転の可能性があったキングスはサクラメントに残留したが、オーナーが交代した。ニューオリンズのチーム名はホーネッツからペリカンズとなった。今夏に限らず、変わることを恐れないリーグなのだ。

 その中で、長年不動の存在だったのがコミッショナーのデビッド・スターンだ。'84年2月にコミッショナーに就任してから30年間リーグを率い、一癖も二癖もあるオーナーたちをまとめ、23チームのリーグを30チームのリーグに拡大させた。この間に選手の平均年俸を33万ドルから530万ドルに増やし、プライドの高い選手たちからも「世界最高のコミッショナー」と賞賛される。そして何よりも、年間収益約43億ドル規模の、世界的な人気リーグを築き上げたのだ。

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photograph by Getty Images

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