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野球はお金じゃない? ~Wシリーズ進出チームの総年俸~

2012/11/30
アスレチックスは今季、総年俸額がメジャー30球団のうち29位と苦しい戦力での戦いとなったが、見事6年ぶりにア・リーグ西地区を制覇。ディビジョンシリーズではタイガースに敗れたものの、その戦いにオークランドのファンからはスタンディングオベーションが送られた。

 米大リーグで、今年のプレーオフ、ワイルドカード決定戦を経て決まった8チームの選手総年俸を見ると、非常に興味深かった。全30球団中、1位のヤンキース、5位のタイガース、8位のジャイアンツと、年俸上位のチームが順当に入った一方で、19位のオリオールズ、20位のナショナルズ、そして29位のアスレチックスと、下位のチームも同じように進出していたからだ。

低年俸のチームは、プレーオフ以降の戦いでは勝ち抜けない?

 しかしプレーオフになると、地区シリーズの段階でオリオールズ、ナショナルズ、アスレチックスと、低年俸のチームは軒並み2勝3敗で負けてしまった。逆に高年俸のチームは、競り合いながらも地区シリーズを突破した。リーグ優勝決定シリーズはナ・リーグがジャイアンツ(総年俸8位)─カージナルス(9位)、ア・リーグはヤンキース(1位)─タイガース(5位)という組み合わせだった。結局、勝ち残ったのは総年俸ランキングでトップ10に入っている球団ばかりだった。

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photograph by Getty Images

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