米大リーグで、今年のプレーオフ、ワイルドカード決定戦を経て決まった8チームの選手総年俸を見ると、非常に興味深かった。全30球団中、1位のヤンキース、5位のタイガース、8位のジャイアンツと、年俸上位のチームが順当に入った一方で、19位のオリオールズ、20位のナショナルズ、そして29位のアスレチックスと、下位のチームも同じように進出していたからだ。
低年俸のチームは、プレーオフ以降の戦いでは勝ち抜けない?
しかしプレーオフになると、地区シリーズの段階でオリオールズ、ナショナルズ、アスレチックスと、低年俸のチームは軒並み2勝3敗で負けてしまった。逆に高年俸のチームは、競り合いながらも地区シリーズを突破した。リーグ優勝決定シリーズはナ・リーグがジャイアンツ(総年俸8位)─カージナルス(9位)、ア・リーグはヤンキース(1位)─タイガース(5位)という組み合わせだった。結局、勝ち残ったのは総年俸ランキングでトップ10に入っている球団ばかりだった。
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