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ラスト4戦で首位交代。 戴冠のカギは予選にあり。 ~ベッテル対アロンソ、F1王者は~

アジアラウンド3連勝で75点獲得のベッテル(左)が一時は独走していたアロンソを抜いた。

 韓国GPで3連勝、今季4勝目を決めたS・ベッテルがF・アロンソから首位を奪還した。アロンソとは6点差、第17戦インドGPからのラスト4戦でチャンピオンシップV3を目指す。

 アロンソにすればベルギーGPと日本GPで1コーナー事故にまき込まれ、少なく見積もっても20ポイントをふいにしたのが響いている。現状のフェラーリ・マシンには予選上位を奪える戦闘力が無く、3列目スタートを余儀なくされ、混戦集団に身を置かざるを得なかった。一方ベッテルは日本GPでPP、韓国GPは予選2位。レース主導権を序盤に握り、得意の逃げる展開に持ち込み日韓連戦で圧勝した。後続3位アロンソにプレッシャーをかけられるような場面はなかった。

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photograph by Hiroshi Kaneko

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