シーズンでもっとも落ち着かない季節が、ようやく過ぎ去った。7月31日のトレード期限日は、移籍の可能性が高い選手だけでなく、ほぼ全選手が、特別な一日として認識する日である。
特に、今季は例年以上に各チームが積極的な動きを見せた。期限最終日だけで40人以上(後日確定選手を含む)が動いた。ア・リーグ西地区首位を走るレンジャーズは、球宴前に左腕リーをマリナーズから獲得したのをはじめ、ジャイアンツからモリーナ、マーリンズからカントゥら、実績のあるベテランを補強した。2年連続世界一を目指すヤンキースも、締め切り直前にアストロズの大砲バークマン、インディアンスのクローザー、ウッドらの大物を獲得。シーズン佳境とプレーオフを見据えた補充を行なった。
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photograph by Yukihito Taguchi