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単なる決まり文句ではなく、論理的な結論としても「キング・オブ・アスリート」といえば、陸上競技・10種競技の金メダリストになる。パワーとスピード。瞬発力と持久力。「運動能力」と呼ばれるもの、すべてを兼ね備えた総合アスリート。日本における注目度はあまり高くないが、それは長らく、世界で戦える日本人の10種競技選手がいなかったからだろう。
6月5日、そういった状況を一気に変革する記念碑的な快記録が誕生した。日本陸上選手権・混成競技の最終日、10種競技で右代(うしろ)啓祐(スズキ浜松AC)が8073点の日本記録を樹立したのである。それまでの日本記録は1993年に金子宗弘(ミズノ)が記録した7995点。8073点は18年ぶりの日本記録であるとともに、日本人初の8000点オーバーという日本陸上界念願の記録だった。
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photograph by KYODO