11月10日、スキー・ジャンプ日本代表の6人が海外合宿とワールドカップ前半戦出場のため成田空港をあとにした。同じ便に、日本代表と同じ合宿地を目指す選手がいた。船木和喜である。
'98年長野五輪で金、銀のメダルを獲得、日本のエースとして活躍した船木は、その後のルール改正に対応しきれず、極度の不振に陥る。'02年ソルトレイク五輪こそ出場したが、前回のトリノ五輪は代表落ち。W杯日本代表自体、外れて4年がたつ。今回も代表に選ばれていないが、同行したのは、合宿やW杯より下のグレードの大会で実績をあげ、代表入りをアピールするためだ。自費での遠征である。
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photograph by KYODO