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猛牛のささやきBACK NUMBER
「2年で延べ12人」オリックスで相次ぐトミー・ジョン手術…“2度目”に踏み切った小木田敦也とWBC世界一メンバー宇田川優希が語る復帰までのリアル
posted2026/11/08 11:04
2023年のリーグ3連覇に貢献した宇田川優希と小木田敦也。一軍のマウンドから2年以上遠ざかっている
text by

米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph by
Hideki Sugiyama,KYODO
日本シリーズでも登板した右腕
「楽しくてしゃーないですね」
ネットスローを終えた小木田敦也は噛み締めるように言った。
かつては150km台のストレートを投げ込んでいた小木田が、今は100km以内の制限つきで、ゆっくりとフォームを確認しながら30球のネットスローをこなす日々。それでも「楽しくてしゃーない」と投げられる喜びを噛み締めるほど、ここまでの道のりは長かった。
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小木田は社会人野球のTDKからドラフト7位で2022年にオリックスに入団。当時球界屈指だったブルペンに加わり、リーグ2連覇、リーグ3連覇に貢献した。
エースだった山本由伸(現ドジャース)、ブルペンの剛速球コンビ山崎颯一郎、宇田川優希と同学年だったため、宇田川がその世代を「小木田世代」と名付けた。
しかし3連覇の翌年、2024年5月に小木田は右肘の痛みで登録を抹消。その後さまざまな治療を試みるが改善されず、昨年4月にトミー・ジョン手術を受けた。だが、リハビリの初期段階から痛みに襲われた。
「最初から本当によくなかったですね。投げ始めたり、重りを持とうとすると痛くて。(肘の)内側を(手術で)止めてもらったのに、外側がめちゃくちゃ痛かった。いろんなところに相談しに行ったんですけど、よくなっても一瞬だけで、投げたりウエイトしたりすると結局痛くなった。
腕を曲げるだけでも痛いので、トレーニングもできないし、やりたくもなくなって。同じ時期に4、5人手術したので、みんなで情報交換していたんですけど、明らかに自分だけ違う症状が出ていた。(同年3月に手術した)宇田川や吉田輝星からしたら、『そんなことある?』みたいな感じだったので、誰にも相談できずに、自分と戦っていました」

