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「痛みはない。無ではないですけど」右肘に20cmの傷跡…オリックス山下舜平大24歳、球団初の“米国でのトミー・ジョン手術”から半年の現在地
posted2026/11/07 11:01
今年5月にアメリカでトミー・ジョン手術を受けたオリックス山下舜平大(24歳)
text by

米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph by
Noriko Yonemushi
今年3月に感じた右肘の異変
20cmほどあるだろうか。何気なく見せてくれた傷跡の大きさに、思わず息をのんだ。
「アメリカでやると長いんです。(日本で手術した)みんなは結構ちっちゃいんですけど。アメリカはガッツリ」
右肘の内側に刻み込まれた傷跡を見つめながら、山下舜平大はあっけらかんと言った。
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プロ6年目、24歳の山下は、今年5月にトミー・ジョン手術を受けた。
肘の異変を感じたのは3月だった。今季はエースの宮城大弥がWBCに出場していたこともあり、山下が開幕投手を務めるとみられたが、3月11日のオープン戦で違和感が生じた。
「試合中に『なんか肘張ってきたな』と感じて。途中で降りることはなかったんですけど、試合後にキャッチボールをした時に、いつもと違う張り感というか、もうほぼ痛みでした。開幕があったので、その時は治して間に合わせることしか考えていなかったんですけど、結局開幕は諦めて、1カ月ぐらいリハビリをして立ち上げるという方向になりました。でも1カ月後ぐらいにスローイングを始めたら、バンときて。もう靱帯が緩くなっているとは(病院で)聞いていたので、その瞬間に、『あ、靱帯かな』と。そこからは早かったですね。病院に行くと、靱帯にぐわんっと緩みが出ていたので、手術適用、という感じで言われました」
保存療法も選択肢にはあったが、トミー・ジョン手術を決断した。
「手術せずに治ってシーズン中に復帰できるのがベストですけど、保存(療法)で治っている症例がほとんどない感じだったので。保存で半年やって、結局トミー・ジョン、となるのが一番もったいないと思ったんです」
そして、オリックスでは前例のなかったアメリカでの手術を選んだ。

