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「野球を嫌いになったこと、ですか?」ドラフトで人生が暗転した元楽天・一場靖弘の今…外資系保険のトップ営業マン→独立L新球団代表になった理由 

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間淳

間淳Jun Aida

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posted2026/11/01 11:02

「野球を嫌いになったこと、ですか?」ドラフトで人生が暗転した元楽天・一場靖弘の今…外資系保険のトップ営業マン→独立L新球団代表になった理由<Number Web> photograph by Jun Aida

独立リーグ球団代表となった一場靖弘。自身のドラフト・プロ生活の苦しさをベースに今を生きている

「野球を嫌いになったことはありません。報道や周りの人が嫌になっただけです。テレビで試合を観ますし、草野球もやっています。仕事でも、野球に戻ってきましたから」

野球と保険、異色のキャリアパス

 現役を引退して14年。44歳になった一場は今年1月から、山梨県を拠点とするルートインBCリーグ「山梨ファイアーウィンズ」の代表取締役を務めている。山梨ファイアーウィンズは総合保険代理店「ほけんのぜんぶ」を中心としたゼンブホールディングスに属する。

 一場は3年前に「ほけんのぜんぶ」に正社員として入社した。営業担当として働きながら、グループ会社の、小・中学生を対象とした野球アカデミー事業にも携わった。

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「私は元々、外資系の保険会社で働いていました。自分で野球スクールの運営もしていました。グループ会社で野球も保険も両方携われることから、ほけんのぜんぶに転職しました」

 入社から1年半後、球団を立ち上げるプロジェクトが社内で動き出した。BCリーグへの参入が決まってからは、アカデミーで指導しながら、チームの投手コーチにも就いた。そして、今年1月からは球団のトップに立っている。コーチも兼任して、選手や練習のサポートも担っている。

「球団を成長させていく上で重要な局面に入ったので、今は保険の仕事を2割くらいに抑えて、球団代表の仕事をメインにしています。アカデミーの活動にも携わっていましたが、東京と山梨という距離もあり、それぞれに十分な時間と力を注ぐことを大切にしたいと考え、今は球団での活動に専念することにしました」

球団代表としての苦悩とやりがい

 一場は球団代表として、スポンサー獲得に奔走している。資金がなければ、選手を集めることも、ファンを満足させることも難しいためだ。

 だが、新規開拓の道は平坦ではない。球団発足から3年が経った今も、山梨県に野球チームがあることさえ知らない企業がある。すでに地域に根付いているJリーグ・ヴァンフォーレ甲府を支援しているため、新たに野球チームのスポンサーになるのは難しいとする企業もあった。

【次ページ】 野球から離れ、営業で掴んだ成功

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