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「野球を嫌いになったこと、ですか?」ドラフトで人生が暗転した元楽天・一場靖弘の今…外資系保険のトップ営業マン→独立L新球団代表になった理由 

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間淳

間淳Jun Aida

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posted2026/11/01 11:02

「野球を嫌いになったこと、ですか?」ドラフトで人生が暗転した元楽天・一場靖弘の今…外資系保険のトップ営業マン→独立L新球団代表になった理由<Number Web> photograph by Jun Aida

独立リーグ球団代表となった一場靖弘。自身のドラフト・プロ生活の苦しさをベースに今を生きている

「1つは収入面です。営業成績を残せなければ最低ラインの報酬ですが、成績を上げれば、その分が報酬に反映されます。プロ野球選手として自分がやり残した1億円プレーヤーの夢をかなえられる可能性があると考えました。それから、保険を通じて色んな人に恩返しできるのではないかと思いました」

 実は、一場は保険が好きではなかったという。プロ野球選手だった時、勧誘されるままに日本の保険会社と契約した。しかし、解約すると掛け金に対する返戻金が少なすぎると感じた。保険に対する知識が不足していたこともあり、「自分のためになっているとは思えませんでした」と振り返る。

 保険は本来、生活を守り、心の安心につなげる役割がある。強引に勧誘するのではなく、その人の暮らしや人生設計に合ったプランを提案できれば、保険会社と契約者の双方にメリットが生まれる。一場は保険について人一倍勉強した。保険に関する知識に加えて、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。社内では先輩相手にロープレを繰り返し、税理士ら社外の人脈も築いた。努力は成果につながった。

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「知識がなければ、お客さまの力になれません。知識は礼儀という考え方です。営業では、相手の気持ちを考えるように心掛けました。投手だったので元々は押しが強いタイプですが、聞き手に回りました。お客さまの悩みや希望を聞いてから提案するスタンスでした」

古巣には頼らない、という固い決意

 保険の営業では、譲れないこだわりもあった。プロ野球の関係者には一切営業しないと決めていたのだ。

「変な噂が立つのを避けたかったので、プロ野球選手には一人も営業していません」

 保険は信頼が重要になる。プロ野球選手が相手となれば、営業や契約のハードルは下がるかもしれない。しかし、一場は元プロ野球選手という武器を使わなかった。その信念は、山梨ファイアーウィンズの代表となった今も変わっていない。スポンサー営業で、プロ野球選手時代のツテを頼ることはないという。

「人のせいにしない」新たな人生

 入団前はドラフト騒動、入団後は度重なるけが。野球では人一倍の苦しさを経験した。だが、一場は野球を嫌うことも、誰かを恨むこともない。

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