プロ野球亭日乗BACK NUMBER
絶体絶命!「3連敗からの4連勝といえば…」追い込まれたDeNAに逆転日本一の目はあるのか? 先発・平良拳太郎に打線のキーマンはズバリ《日本シリーズ展望》
posted2026/10/28 16:50
日本シリーズ3連敗と追い込まれた横浜DeNAベイスターズの打線のキーマンとは?
text by

鷲田康Yasushi Washida
photograph by
Hideki Sugiyama
「なんとかなれーーッ!」
人気マンガ「ちいかわ」で絶体絶命のピンチにハチワレが叫ぶ言葉である。
3連敗。いまのDeNAにも、そんな叫びが必要なのかもしれない。
ADVERTISEMENT
状況は八方塞がりである。それでも何か手を打って、最後はこう叫んでしゃにむにソフトバンクに立ち向かっていくしかない。
3連敗からの4連勝といえば…
3連敗から4連勝といえば、思い出すのは1989年の戦いだ。巨人が近鉄相手に劇的な逆転勝利を飾った日本シリーズである。
巨人は第1戦から主砲・原辰徳内野手が絶不調でチャンスをなかなかものにできないままに、近鉄の“いてまえ打線”に圧倒されて3連敗。第3戦では完封負けを喫して、近鉄先発の加藤哲郎投手からあの有名な「巨人はロッテより弱い」発言まで飛び出して土俵際まで追い込まれた。
そこから4連勝で逆転日本一へと駆け上がるのだが、戦いの流れを変えるポイントは何だったのだろうか?
1つはアッというヒーローの登場である。
第4戦で巨人の先発を任されたのは香田勲男投手だった。当時は斎藤雅樹、槙原寛己、桑田真澄の3本柱がまさに全盛期に突入しようとしていた頃だった。その中で香田はまさに第4の投手だった。しかし大きなカーブが近鉄打線のタイミングを狂わせ完封勝利。結果的にはその後の試合でも、この香田のカーブの残像が、“いてまえ打線”のタイミングを狂わすことにつながっていったのである。
まさにあのシリーズの最大のヒーローは香田だったことになる。
先発・平良拳太郎への期待
その香田にかぶるのが、DeNAの第4戦で先発する平良拳太郎投手となる。
