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絶体絶命!「3連敗からの4連勝といえば…」追い込まれたDeNAに逆転日本一の目はあるのか? 先発・平良拳太郎に打線のキーマンはズバリ《日本シリーズ展望》 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph byHideki Sugiyama

posted2026/10/28 16:50

絶体絶命!「3連敗からの4連勝といえば…」追い込まれたDeNAに逆転日本一の目はあるのか? 先発・平良拳太郎に打線のキーマンはズバリ《日本シリーズ展望》<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

日本シリーズ3連敗と追い込まれた横浜DeNAベイスターズの打線のキーマンとは?

「ブルペンの感じも良かった。自分にできることがあそこ(マウンド)で発揮できたらいいな、という思いだけです」

 前日の囲み会見でこう語った平良は、阪神とのクライマックスシリーズ(CS)、ファイナルステージで初戦先発を任され勝利投手となった。そしてそこで見せた投球は、まさにあのシリーズの香田を彷彿させるものだった。

 150kmを超える真っ直ぐがあるわけではない。右横手から多彩な変化球でときには大胆な内角攻めも交える。そうして相手打者のタイミングを外して自分のペースに引き込んでいく。三冠王の佐藤輝明内野手をレギュラーシーズンでは13打数無安打に抑え、CSでも3打数無安打と完封した。左の強打者も抑えこんでいる実績も心強いところだ。

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 早め、早めの継投がこのシリーズでもDeNAの投手戦略の基本方針だが、リリーフ陣、特に抑えに不安があるだけに、まずはこの平良を引っ張れるだけ引っ張って、投入する投手の数を少なくする。

 そして最後はやはり2試合連続で救援失敗のショーン・レイノルズ投手ではなく、状態のいい投手を後ろに回す柔軟さも必要だろう。その候補としては第2戦、3戦でも中継ぎで好投し、CSから4登板で1安打しか打たれていない吉野光樹投手あたりが候補になるかもしれない。それくらい思い切った配置転換しか、この流れに抗うことはできないのではないだろうか。

打線のキーマンはズバリ「三森の足が必要」

 一方の打線のキーマンはズバリ、三森大貴内野手だ。

 89年の逆転シリーズでは、第4戦で巨人の藤田元司監督は1番にベテランの簑田浩二外野手を抜擢。その簑田がいきなり第1打席で二塁打を放って、先取点を奪うキーマンとなっている。

 その役割を三森に託す。

 日本シリーズのような緊迫した戦いでは、なかなか連打は難しいので、一発と足が得点の起点になる。

 第1戦では牧秀悟内野手の同点ソロ、第2戦では筒香嘉智内野手の逆転3ランと、持ち前の長打力はポイントで出ている。ただ、そこでどう「あとひと押し」の得点を刻めるか。それができればもっと楽な展開でクローザーに繋げていたはずなのである。

 だから三森の足が必要なのだ。

【次ページ】 三森を1番に起用するという手も

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