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「本当に狂っていたのはオレよりも猪木」タイガー・ジェット・シンが語る“狂気の抗争”「カメラマンも恐怖した」82歳で流血騒動“狂える虎”のふたつの顔
posted2026/10/21 17:30
「猪木との出会いは初恋のようだった」と笑顔で語るタイガー・ジェット・シン(82歳)。10月16日、横浜市鶴見区の總持寺
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原悦生Essei Hara
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Essei Hara
先日“インドの狂える虎”タイガー・ジェット・シン(82歳)が久しぶりに来日した。さまざまな話題を振りまき、5日間の滞在を終えてカナダに帰っていった。
シンは『工藤めぐみ40周年記念大会』(10月17日)のメインゲストとして呼ばれたのだが、赤い闘魂マフラーを巻いて横浜市鶴見区の總持寺にあるアントニオ猪木の墓に息子のアリ・シンらとやってきた。
宿敵シンが語る猪木「いつも心で通じ合っていた」
「猪木の死はとてもショックだった。私も人間だから、もちろん泣いた」
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猪木が死んで4年が過ぎた。墓前に花を供えた後、シンは猪木の銅像の肩にゆっくりと闘魂タオルを掛けた。
「猪木を感じる。闘魂を感じる。猪木は人生で出会った最高のレスラー、そしてライバルだった。ここに来て猪木を感じることができた。猪木とはお互いにいつも心で通じ合っていた。お墓参りができて私もうれしいし、猪木も喜んでくれたと思う。そして、私はいつもファンのみんなとも心が通じ合っている。誰でも初恋というものをするだろう。猪木との出会いはそうだった」
シンは墓前で話し始めた。それは1973年に猪木との出会いが果たされる前からだった。
「当時、オレは香港、フィリピン、オーストラリアで試合をして、また香港に戻ってきた。テレビで中国人の司会者がふざけたことを言うのでぶっ飛ばしてやった。そうしたらそれが大きなニュースになってね。“狂ったシンが司会者を殴る”って。翌日の試合には5万4000人も集まったよ」
この数字は定かではないが、シンは自慢気だった。
「その香港での試合を見ていた日本人のビジネスマンが『本物のヤツがいる』って、新日本プロレスに話を持っていった。全日本プロレスともコンタクトを取ったんだ」
シンは暴れん坊だが、オーソドックスな正統派のレスリングができた。カナダのフレッド・アトキンスの所でみっちり鍛え上げられたのだから、その「本物」という言葉に間違いはない。ジャイアント馬場もアトキンスに育てられた。
「まだオレはどっちを選ぶか決めていなかった。猪木の方から返事があった。馬場は少し遅かったね」



