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タイガー・ジェット・シンが凶器襲撃→観客が救急搬送…“事件”はなぜ起きた?「薄かった危機感、羨ましがるファンも…」再考すべき“プロレスの安全性”
posted2026/10/20 11:04
10月17日、試合会場で客席襲撃を行ったタイガー・ジェット・シン(82歳)
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橋本宗洋Norihiro Hashimoto
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Norihiro Hashimoto
これが“昭和のプロレス”か。
10月17日、元女子プロレスラーで現在はZERO1のGMを務める工藤めぐみが、デビュー40周年記念興行を開催した。会場は国立代々木競技場第二体育館。
工藤は1986年に全日本女子プロレス(全女)でデビュー。1990年からは大仁田厚率いるFMWで活躍した。デスマッチにも挑み、ついた異名は“邪道姫”。
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全女の同期であるアジャコング、FMWでともに闘った田中将斗をはじめ多彩で豪華なマッチメイク。全11試合の長丁場は充実した内容だったが、セミファイナルで“事件”が起きた。観客が負傷したのだ。
サーベルを手に、客席になだれ込もうと…
藤波辰爾&船木誠勝vs越中詩郎&長井満也という大ベテランが揃ったタッグマッチ。この試合の「特別立会人」として来日したのは“インドの狂虎”タイガー・ジェット・シンだ。70年代から80年代、トップ戦線で暴れ回った大ヒール。新日本、全日本を経て工藤と同時期にFMWにも参戦しており、その縁で久々の来日が決まった。
日本に到着すると、大会前日にはライバルだったアントニオ猪木の墓所を訪ねた。その模様が報じられた効果か、大会の当日券売場には長蛇の列ができていたという。
会場の観客はレジェンドの登場に沸いた。サーベルを口にくわえ、体を小刻みに揺らす姿は82歳とは思えなかった。サーベルを手に持ち替えると客席になだれ込もうとする。体を抱えるように制止するのは息子のシンJr.(タイガー・アリ・シン)だ。
リングインしたシンは藤波と対峙する。かつて新日本で何度も対戦してきた。それでもシンJr.が「ニュージャパン! ロングタイムヒストリー」と訴えて両者が握手。リング中央で記念撮影が行われる段取りだったはずだが、シンはコーナーのあたりで藤波たちと勝手に肩を組んで撮影タイムが始まった。20世紀を代表する悪役レスラーに段取りは通用しない。さすがといえばさすがなのである。そうかと思えば再び藤波と揉め始めた。
シンは試合開始後の場外乱闘にも“参戦”。今度は越中と向き合った。越中とシンは94年、平成維震軍の興行で対戦している。次々と思い出が蘇ってくる一戦は、藤波が長井をドラゴンスリーパーで仕留め終了。大“シン”コールを受けながら、レジェンドは引き上げていった。
コメント取材をすべくバックステージへ。そこでは1人の男性が座って治療を受けていた。

