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“山の名探偵”でも“スピードスター”でもない…「出雲駅伝で快勝」早大監督が選んだMVPは?「彼に結果を出して欲しいと思っていた」6番手の選手とは
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生島淳Jun Ikushima
photograph byYuki Suenaga
posted2026/10/14 17:00
16年ぶりに出雲駅伝で優勝を果たした早稲田大学。これから続く全日本、箱根での活躍やいかに
結果は、早稲田の完勝に終わった。
優勝を大きく引き寄せたのは、4区に入った新妻だった。先行する日大を捉えて先頭へ。花田監督はこの日のMVPについて聞かれると、新妻を挙げた。
「ひとりを挙げるのはなかなか難しいですが……レースの流れを作ったのは本田桜二郎でした。私自身としては新妻でしょうか。周りからは、新妻が当日変更で外れるんじゃないかと言われていましたが、夏場も練習をきっちりやってきて、私としては本当に彼に結果を出して欲しいと思っていました。しっかり区間記録の走りをしてくれたので、私の中では新妻がMVPかなと思います」
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2週間前の走りを見ても、新妻を外す理由はなく、花田監督とすれば、区間配置を含め、会心のレースだった。今回は5番手、6番手の力が抜けていた早稲田にとっては、勝つべくして勝ったレースといえる。
そうなると、次が気になってくる。
8人でつなぐ全日本大学駅伝だ。
全日本、箱根…早稲田は勝ち続けられるのか?
早稲田が全日本で「二冠」を取ることが出来るのか、そこが次の焦点になってくる。
ライバルたちも、黙ってはいない。今回、中盤まで早稲田と競った中央大の藤原正和監督はこう話す。
「出雲では1、2区でリードしたかったのが本音でした。選手たちは夏合宿の疲れが残っていたのか、スピードの切り替えが上手く行かず……。ただ、ウチとしては全日本に向けて悲観する必要はないと思っています。一人ひとりの爆発力というか、“火力”は早稲田さんに敵いませんでしたが、距離も延び、8人になる全日本はいちばんウチが向いていると思うので」
全日本は人数だけでなく、距離も延びる。距離延長は夏合宿で重たいメニューをこなしてきた中央にとって望むところだし、8人トータルの力でも十分に対抗できると踏んでいるわけだ。夏合宿の時点では花田監督も、「ウチは、火力は強いかも知れませんけど、中央さんは“火種”がたくさんありますから、強いですよ」とその力を認めていた。
では、早稲田の7人目、8人目の選手はどうなのか?
取材を進めると、早稲田も選手層では十分に対抗できそうな気配になってきた。
<次回へつづく>

