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“山の名探偵”でも“スピードスター”でもない…「出雲駅伝で快勝」早大監督が選んだMVPは?「彼に結果を出して欲しいと思っていた」6番手の選手とは
posted2026/10/14 17:00
16年ぶりに出雲駅伝で優勝を果たした早稲田大学。これから続く全日本、箱根での活躍やいかに
text by

生島淳Jun Ikushima
photograph by
Yuki Suenaga
早稲田の花田勝彦監督は出雲駅伝に向けて、自信があったと思う。
その手ごたえを、9月27日に早大所沢キャンパス内で行われた5キロレース、The Road of WASEDAの時点で感じていたのではないか。
このレースの注目点は、出雲駅伝の「6番手」争いだった。
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1組目に登場したのは新妻遼己(1年・西脇工)と、吉倉ナヤブ直希(3年・早稲田実業)。レースでは新妻の積極性が光った。序盤から先頭集団につけ、途中では先頭に出る場面も。一方の吉倉は集団後方でじっくりと様子を見る構え。花田監督の解説を聞きながらレースを見る。
「いいですね、新妻。推進力がありますし、積極性があります。この走りを見ると、出雲で使いたいなあと思ってしまいます。でも、吉倉は後半上げてくるはずです。勝った方が出雲、と言ってありますので」
シビアな選考レースだった。
花田監督の言葉通り、ラスト1000m付近から吉倉の動きが変わった。番手を上げ、新妻をかわし先着。このレースに限っては吉倉に軍配が上がった(吉倉は、出雲の1区でこのパターンをイメージしていたと思う)。
「予想通りですね」
花田監督は笑ったが、一方でうれしい悩みを抱えたようだった。
「どちらかに決める理由を探すレースでしたが、ふたりとも落とす理由がなくなりました。内容が良いので。これで、起用しようと思っている5人の中で体調不良者が出たりしても、戦えるメンバーが組めそうです」
戦える陣容が見えたようだった。
出雲駅伝本番…気になるオーダーは?
そして2週間後の出雲駅伝本番。
オーダーは1区から吉倉→本田桜二郎(1年・鳥取城北)→鈴木琉胤(2年・八千代松陰)→新妻→山口竣平(3年・佐久長聖)→工藤慎作(4年・八千代松陰)に決まった。出走が有力視されていた増子陽太(1年・学法石川)にかわって、The Road of WASEDAで好結果を残したふたりがメンバーに入ったのである。

