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張本智和23歳が向き合い続けた“エースの重圧”…4歳年下・松島輝空に“追い抜かれた”世界ランクに意外な本音「平気なフリはしてましたけど…」
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高樹ミナMina Takagi
photograph byGetty Images
posted2026/09/24 17:04
エースとして長年日本男子を牽引してきた張本智和(23歳)
23歳になった張本の成長を、さらに後押ししている存在がいる。松島輝空だ。
かつてはプレーに粗さも見られた松島だが、今や安定感を増し、世界トップの仲間入りを果たした。
そして、ついに世界ランクで張本を抜く――。
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2018年7月に張本が水谷隼を世界ランクで抜いて以来、日本人トップの座を譲るのは初めてのことだ。
「WTT USスマッシュまでは世界ランクで勝っていた自負があったので、初めて彼に抜かれることが決まって、水谷さんにも感じなかった思いを彼に感じました。もちろん平気なフリはしてましたけど」
「追い抜かされて、悔しかった」松島の世界ランク1位
今夏のWTTチャンピオンズ横浜では、その松島を準決勝で破り、決勝でも韓国の若手オ・ジュンソンを下して優勝した。
張本は言う。今の自分に火をつけてくれるのは、松島の存在だと。
「すごく速いスピードで追いつき、追い抜かされて、最初はすごく悔しかったですけど、今はもっと早く追いついてくれれば良かったなと思います。そうしたら僕も、もう4、5年早く強くなれたかな。火事場の馬鹿力じゃないですけど、そこまでさせてくれる(追い込んでくれる)存在が松島くんです」
「(松島の世界ランク1位を)素直に『おめでとう』っていう気持ちが95パーセントぐらいで、5パーセントぐらいは悔しい気持ち。しかも(日本人の世界ランク1位は)46年ぶりですかね。その記録を塗り替えたいと思っていた中で先を越されたことの悔しさはありますけど、チームメートとして祝福したいです」
張本が最後に付け加えた“ある一言”
歴史的快挙を自分ではなく、後輩が達成する。それでも、松島への感謝を口にする張本に少し意地悪な質問をぶつけてみた。
「悔しさは、本当に5パーセント?」
すると、「もうちょっとあるかもしれないですけど」と、負けず嫌いの彼らしい答えが返ってきた。
実力伯仲のライバル、しかも勢いのある若手との切磋琢磨。それこそが日本のトップを9年間、走り続けてきた張本が求めていたものなのかもしれない。
でもやはり、譲れない。エースの重圧を一手に引き受けてきた意地と誇りだけは。

