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張本智和23歳が向き合い続けた“エースの重圧”…4歳年下・松島輝空に“追い抜かれた”世界ランクに意外な本音「平気なフリはしてましたけど…」
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高樹ミナMina Takagi
photograph byGetty Images
posted2026/09/24 17:04
エースとして長年日本男子を牽引してきた張本智和(23歳)
その約2カ月後、張本はWTTチャンピオンズ横浜で優勝した。
決勝の相手は世界ランキング1位の中国のエース・王楚欽。張本はゲームカウント4-2で世界王者を撃破した。
特筆すべきは、その戦い方だった。
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自身の武器であるチキータレシーブをあえて封印。ストップレシーブを軸に相手の読みを外し、攻撃の起点を作らせない戦術を徹底した。
自分の得意技術にこだわるのではなく、相手のプレースタイルに合わせて勝つ。そこに、張本の新たな境地が見えた。
同年末にはWTTファイナルズ香港も制覇し年間チャンピオンに。過去3度の準優勝を経て、4度目の決勝で手にしたビッグタイトルだった。
「いい成長をしている」張本の進化とは?
この頃を境に、張本のプレーはさらに進化を遂げていく。
サーブの精度が増し、相手のレシーブの回転やコースを限定して、3球目攻撃や得意のラリーへ確実につなげる。
ラリーでも、かつてはフォア側を狙われブロックで止めきれない場面があったが、今ではカウンターブロックで反撃に転じることができる。
今年8月のWTTチャンピオンズ横浜では、前年のレシーブ中心の戦術から一転、サーブを柱に2連覇を達成。
サーブを出すタイミングやコース、自身の立ち位置などに、数種類の回転を掛け合わせた豊富なバリエーションで先手を握り、劣勢に立たされても逆転する粘り強さを見せた。
「トップ選手同士の対戦ではラリーの力は五分五分ですし、チャンスボールもミスしない。勝ち負けを分けるのはサーブ・レシーブのちょっとした差だと思います」
今の張本のプレーをひと言で表すなら、「泰然自若」だろう。
相手にリードされても動じず、状況を見極めながら戦術を考え、実行する。
「誰が相手でも、どんなに苦戦しても(ゲームを)取り切る。そのために、特にこの数カ月はいい成長をしている」
そう語る表情にも、以前にはなかった余裕が漂う。

