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張本智和23歳が向き合い続けた“エースの重圧”…4歳年下・松島輝空に“追い抜かれた”世界ランクに意外な本音「平気なフリはしてましたけど…」
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高樹ミナMina Takagi
photograph byGetty Images
posted2026/09/24 17:04
エースとして長年日本男子を牽引してきた張本智和(23歳)
真のエースになる――。そう誓った張本が自らを「文句なしのエース」と胸を張れるようになったのは、2024年1月のこと。
全日本選手権男子シングルス決勝で、2連覇中だった戸上隼輔を破り、6年ぶり2度目の日本一を手にした瞬間だった。
海外ツアーの成績も世界ランクも戸上を上回っていた。それでも、日本一の称号を手にしなければ男子日本のエースとは言えない。そんな矜持が張本にはあった。
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そもそも彼が「エース」と呼ばれるようになったのは、14歳で出場した2018年世界選手権ハルムスタッド大会だ。
前年の世界選手権で、当時、不動のエースだった水谷隼を破り、年明けの全日本選手権でも再び水谷を下して史上最年少優勝を果たしたことがきっかけだった。
負けず嫌いの張本が弱音「譲れるものなら譲りたい」
あれから9年。その間、張本にエースの肩書きについて何度か尋ねてきたが、特に印象に残っているのは2025年6月のインタビューだ。
2024年パリ五輪で団体メダルを逃し、翌年の世界選手権ドーハ大会でもシングルス3回戦敗退、ダブルスもベスト16。思うような結果を出せず、悶々としていた時期だった。
「10代後半までは譲りたくない、取られたくないと思っていましたけど、今は譲れるものなら譲りたい。エースの肩書きが無くなって自分のプレーが楽になるのだったら、それに越したことはないと思うことはあります」
自他ともに認める負けず嫌いの張本が漏らした、弱音とも取れる言葉。
勝って当たり前、負ければ叩かれる。そんな厳しいエースの立場から、ときには解放されたいと思う本音が垣間見えた。
だが、それは同時に、目の前の結果や評価に一喜一憂しない、ある種の図太さを身につけた証でもあったのだろう。

