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「10年前、お化け屋敷と締めパフェを」ロコ・ソラーレは“ライバルで友達”…引退・吉村紗也香が語る女子カーリング秘話「じつは今後挑戦したいのは」
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石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph byNumberWeb
posted2026/09/22 11:04
インタビューに応じてくれた吉村紗也香。ライバルで盟友であるロコ・ソラーレとの秘話など柔和な表情で語ってくれた
「水泳、バスケットボール、バレー、陸上も本当に少しですがやったことがあったのですが、カーリングが私にとって他より難しい競技だったからだと思います。最初はアイスに立つことすらできなくて。だからこそ、極めたいという気持ちが生まれたんですよね。負けず嫌いなので、できないからやめようとかは思わなかったですし、むしろ練習に行きたいと思っていました。少しずつステップアップしていくうちに、こんなプレーがしたいとか、勝ちたいとか思う様になって、今まで続けてきました」
――長らくスキップをしてきましたが、やはり特別なポジジョンでしたか。
「特別です。試合を決めるポジションなのでプレッシャーもかかるのですが、自分で決められるからこそワクワクするところもあって。そこのやりがいは大きかったです。どこのポジションやりたい? と聞かれればスキップと答えます。でも、実は競技を始めたての頃はスキップをやりたくなかったんです。『なんで私が?』と思っていた時期もありました。でも、スキップというポジションをやっていくうちにやりがいを見つけていった感じです」
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――スキップは重圧がかかるポジションです。気負いと覚悟のバランスはどうやってとっていたのですか。
「白井一幸メンタルコーチから教えていただいた『前後裁断』という言葉が支えになりました。禅の教えで、過去や未来に囚われず、今に集中するという意味です。勝てなかった時期は、点差が離れた時に気持ちの切り替えができず、ずるずると負けてしまうことがあったのですが、白井コーチに言葉をもらってからは『起きたことはしょうがない。次はどうしようか』と気持ちを切り替えられるようになりました。自分もチームも、この言葉で大きく変わったと思います」
――競技を辞めようと思った瞬間はありましたか。
「20代のころ、北海道銀行時代にフィフスにまわった時期があったのですが、その時は少し迷いました。今思えば、自分にとって大切な時間だったのですが、当時は若かったですし、試合に出たいという気持ちが強くて。『ここにいても難しいのかな』と思った時期はありました。でも、『これからどうしよう』と一番戸惑ったのは、北海道銀行さんとのスポンサー契約が終了した時です。ここで競技を続ける決断をしたのは大きな出来事でした。
当時は、オリンピックで金メダルという目標を掲げながら、今は私達を支えてくれているスポンサーのみなさんやファンのみなさんがいてくれていますが、当時はまた私達を応援してくれるだろうかと思った事もありました。ここまでのこんなに沢山の人に支えてもらいながら応援してもらえるチームになり、あの時諦めず続けて良かったと思いました。今この環境で競技を出来ている事に感謝の気持ちでいっぱいですしとても幸せです。未来は描けていませんでしたね。信じてやっていた、という感じでしょうか」
仲間がいたから、ここまで来れた
――なぜ、ここまで頑張ることができたのでしょうか。

