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「桑田真澄が見初めた」21年前に話題“リアル巨人の星”の今…愛娘は仙台育英・星よつはマネージャー「甲子園後にLINEが」「ちょっとウルッとしたけど…」 

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佐藤春佳

佐藤春佳Haruka Sato

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photograph byNumberWeb/Hideki Sugiyama

posted2026/09/19 11:00

「桑田真澄が見初めた」21年前に話題“リアル巨人の星”の今…愛娘は仙台育英・星よつはマネージャー「甲子園後にLINEが」「ちょっとウルッとしたけど…」<Number Web> photograph by NumberWeb/Hideki Sugiyama

父・星孝典(東北学院大監督)と娘の星よつはさん

 星が争う捕手のポジションは、当時プロ5年目の阿部慎之助が定位置を不動のものにしており、そこにベテランの村田善則や小田幸平、広島から移籍してきた西山秀二らがどっしりと控えていた。

初実戦で大怪我…いきなりの試練

「壁は厚いなとは思いましたね。ただ、阿部さんもそこまで年が離れているわけでもないので、とにかく色々なことを学んで、2番手、3番手でいいから一軍にチャレンジしようという思いでやっていました」

「巨人の星」の売りは、二塁への送球時間が平均で1.80秒という強肩と堅守だった。熾烈な競争のなかでも、少しずつ成長を見せていこうと心に決めて汗を流していた矢先、いきなりアクシデントが襲いかかった。

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 初体験のキャンプを終え、初めて実戦に挑む3月6日の教育リーグ初戦の湘南(当時)戦。途中出場で捕手のポジションにつき、守備の場面で悲劇が訪れた。ホームでのクロスプレーの際に、スライディングしてきた相手走者のスパイクの刃が、左手にはめたキャッチャーミットの紐に引っ掛かった。

「当時はまだコリジョンルールもありませんでしたから。タッチした時に相手のスライディングを手に受けて、そのままグンッて巻き込まれて左手が持っていかれてしまった。初打席が次の回にまわってきたんですが、バットを持とうとしても握れない。左手が全く動かなかったんです」

リハビリに励む姿を見ていたのは…

 左手の有鉤骨骨折。手術を余儀なくされ、全治3カ月の診断を受けた。焦る思いを抑え、地道なリハビリの日々が始まった。バットが振れない間は、ランニングやウエートトレーニングに加え、使える右手だけでチームメートのバッティングピッチャーもつとめた。一軍の主力投手が再調整のためにファームに来ると、ブルペン投球を見て学び、次第に回復するとキャッチボールや投球練習の相手もつとめた。

 6月に入ってようやく実戦復帰し、大志を胸に歩み始めた星に嬉しい“サプライズ”が待っていた。6月26日のイースタン・リーグ湘南戦。二軍調整を余儀なくされていた桑田の約2カ月ぶりとなる実戦登板の“女房役”に指名されたのだ。

【次ページ】 桑田真澄が「あえてサインに頷いて…」

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