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MLB論争「帽子を斜めにかぶった新人投手」を注意した審判が炎上…野球の身だしなみって何? 日本でも勃発「金ピカネックレス事件」「ロン毛問題」
posted2026/09/11 11:01
MLB初登板で思わぬ騒動に巻き込まれたカージナルスのアンセル・リンコン(24歳)
text by

雨宮圭吾Keigo Amemiya
photograph by
Melina Pizano/Getty Images
30年後を想起したユニフォーム
「なあ、もし過去じゃなくて、未来に行けたらどうなるんだろう。未来ではどんな姿で野球をやってるんだろう」
1997年7月19日。シアトル・マリナーズのマーケティング責任者を務めていたケビン・マルティネスの頭の中にそんな空想が湧きあがってきた。
この日行われていたチーム創設時のレトロなユニフォームで試合をする『Turn Back the Clock(時計の針を戻せ)』というイベントを観ながら、時計の針を「Back」ではなく「Ahead」したら面白いんじゃないか。マルティネスはそう思ったのだ。
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球団の顔でもあるケン・グリフィーJr.にそのアイデアを伝えると、グリフィーも大いに乗り気。話はどんどん膨らんでいき、その1年後、『Turn Ahead the Clock(時計の針を進めろ)』が開催された。時計の針は30年後、マリナーズの球団創設50周年となる2027年に設定された。
マリナーズの選手たちは普段とはまるで異なる黒×クリムゾンレッドのノースリーブ、銀色に光るヘルメットを着用。グリフィーらは帽子は後ろ向き、シャツの裾は出しっぱなしで、ロッカールームではグローブやスパイクに銀色のスプレーをかけまくっていた。
本来のテーマは「未来」であったはずだが、場内演出も含めて、「宇宙」感が満載。 時計の針を進めると人類は大気圏を脱するのか。なんともスペーシーで奇抜な一日となった。
帽子を斜めにかぶった新人投手
本当に時計の針は進み、そんなグリフィーたちが夢想した「未来」とほぼ同じ2026年9月4日、デンバーのクアーズフィールドではいつも通りのベースボールが行われていた。

