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MLB論争「帽子を斜めにかぶった新人投手」を注意した審判が炎上…野球の身だしなみって何? 日本でも勃発「金ピカネックレス事件」「ロン毛問題」
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雨宮圭吾Keigo Amemiya
photograph byMelina Pizano/Getty Images
posted2026/09/11 11:01
MLB初登板で思わぬ騒動に巻き込まれたカージナルスのアンセル・リンコン(24歳)
MLB.comではマーモル監督やエディングス球審の試合後の言葉を伝えている。
「ダグが問題なんだ。うちのルーキーに『私のグラウンドでそんな風に帽子をかぶるな』と勝手に言い放った。ドントレル・ウィリス、CC・サバシア、ペドロ・ストロップとか、もっと斜めに帽子をかぶっている選手はたくさんいるのに。あれはただ自分の権力を誇示したかっただけだろ」(マーモル監督)
2014年にマリナーズでセーブ王に輝いたメジャー通算327セーブのフェルナンド・ロドニー、シカゴ・カブスで中継ぎとして長く活躍したペドロ・ストロップなど、斜めかぶりの先達は多い。どちらも2013年WBCで優勝したドミニカ代表メンバーで、リンコンの中には母国の先輩への憧れもあったのかもしれない。いずれにしろ、彼らが目くじらを立てられたという話は特に聞かないので、今回の突然の注意はことさら不可解に映るのだった。
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一方、球審のエディングスは試合後にこう語ったという。
「明文化されたルールではないが、キャッチャーのように帽子を後ろ向きにかぶってはいけない。フィールド上の他のものと同様に、気を散らす原因となり、誰かから指摘された場合は対処することになる」
エディングスはロッキーズの打者から指摘があったと主張したが、これはロッキーズの選手側が全面否定していて、やはりエディングス自身の嗜好の問題であった可能性が高い。メジャーのOB選手たちも意見表明するなど、この騒ぎの余波はどんどん広がっていったが、どちらかといえば、審判が「俺がルールブックだ」といった風情で一方的に注意したこと、しかも相手が新人選手だったことで強権的だとネガティブに捉える向きの方が多かったようだ。
翌日も続いたカージナルスの抗議
カージナルスの選手たちはリンコンへの連帯を行動で示した。次の日の試合では何人もの選手が帽子を少し斜めに傾けてダグアウトに姿を見せた。ロッキーズにすら同じようにしている選手がいた。これの何がいけないのかと。
三審を務めることになっていたエディングスは高まる批判の声を受け止めたのか、練習中にリンコンに歩み寄って謝罪の意を伝えた。リンコンは穏やかな表情でそれを受け入れた。帽子のつばはやっぱり傾いていた。
6回には再びリンコンに登板機会が巡ってきた。帽子はぴしっと斜めにしたままだ。誰にも文句は言わせない。ところが、肝心の投球がこの日もよれた。6回こそ三者凡退で仕留めたものの、7回に2本のヒットと四球で無死満塁のピンチを招き、タイムリーを打たれたところであえなく降板となった。
翌日、リンコンはマイナー降格が決まった。


