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MVPの可能性は「事実上、消滅」でも…米メディア「ドジャースは指名打者としての回復を優先するだろう」どうなる“大谷翔平の投手復帰”問題 

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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posted2026/09/06 06:01

MVPの可能性は「事実上、消滅」でも…米メディア「ドジャースは指名打者としての回復を優先するだろう」どうなる“大谷翔平の投手復帰”問題<Number Web> photograph by Getty Images

今季初めて2試合続けてスタメンを外れ、ベンチから試合を眺めるドジャースの大谷翔平。果たして二刀流はどうなるか?

 MLB公式サイトが8月25日に発表した記者投票では、クロウ=アームストロングがナ・リーグMVPレースのトップ。8月には14本塁打、28打点を記録して月間最優秀選手に選ばれた。ESPNが9月1日に掲載した最新のMVPオッズでも、クロウ=アームストロングが圧倒的な本命となっている。

 大谷が再びマウンドに立ち、投打で貢献できれば逆転の余地は残される。しかし、投手として今季残りの登板を見送ることになれば、守備でも大きな価値を生み出すクロウ=アームストロングとの差を埋めるのは難しい。『スポーティングニュース』が「MVP争いの終わり」と表現したのは、そのためだ。

 ただし、米国で大谷が「MVPにふさわしい実力を失った」と見られているわけではないことも間違いない。

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 MLB公式サイトは前述のMVP記者投票の記事で「無事に復帰し、今季最初の14先発で記録した8勝2敗、防御率1.79という成績をさらに伸ばせれば、クロウ=アームストロングのリードは長く続かないかもしれない。大谷は打者としても、依然としてエリート級のシーズンを送っているからだ」と評価していた。

 現地の関心は、個人タイトルよりも「万全ではない大谷をどこまで出場させるべきか」「二刀流にこだわることで、打者としてのパフォーマンスまで損なわれないか」という点に移っている。

米メディアは「MVPよりポストシーズンを優先すべき」

 現地報道の共通認識をまとめれば、「大谷の今季成績は依然として素晴らしい。しかし、現在の身体の状態は明らかに万全ではなく、MVPよりポストシーズンを優先すべき」というものだろう。

 2試合連続で先発メンバーを外れた大谷は、どこまで状態を回復できるのか――。

 次戦では復帰できるのか、それとも欠場がさらに長引くのか。そして、ドジャースは今季の投手復帰を断念するのか。現地の視線は、MVP争い以上に球団が下す次の決断へ向けられている。

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