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「MVP争いでオオタニを抜き去った」大谷翔平でもジャッジでもなく“MVP最有力候補”に…カブスの怪物は何者か?「もしオオタニが投手復帰したら…」
posted2026/08/19 17:01
「不動のMVP」大谷翔平にライバル出現…シカゴの怪物とは?
text by

水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph by
Getty Images
大谷翔平は果たして、4年連続5度目のMVPを獲得することができるのか。
今、米メディアでそんな議論が白熱している。
大谷にライバル出現…何者?
大谷はエンゼルスに所属していた2021年に最初のMVPに輝き、昨季は3年連続4度目のMVP獲得。しかもそのすべてが満票での選出で、メジャー史上で複数の満票MVPを達成した唯一の選手となっている。
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投打の二刀流を続ける限り、もはや揺るぎないだろうといわれてきた大谷のMVP。だが今季、その地位を脅かす存在が現れた。カブスのPCAことピート・クローアームストロング外野手だ。
大谷かPCAか。
2人のMVP論争がヒートアップしたのは、8月5日にシカゴのリグリーフィールドで行われたカブス-ドジャース戦だった。互いにリードオフ打者として出場し、1回表に大谷が先頭打者本塁打で先制すれば、その裏にはPCAも先頭弾で同点。4回にPCAがその日2本目となる2ラン本塁打を放てば、今度は大谷も3点を追う8回に追撃の2ラン本塁打で対抗した。大谷が3安打3打点、PCAが3安打4打点で、試合は7-6の1点差でカブスが勝利したが、MVPを争う注目の2人がどちらも2本塁打を放つ圧巻のアーチ競演は、まさにがっぷり四つの互角だった。
「PCAが最有力になるのではないか」
その翌日、シカゴで取材活動をしている米スポーツ専門テレビ局ESPNのジェシー・ロジャース記者は、同局のポッドキャストで「あの試合を取材していたが、本当にアメージングだった。ラスベガスのMVPオッズをチェックしていたら、試合中に最有力がオオタニからPCAに入れ替わった瞬間を目撃したんだ。あれはクールだった」と明かし「もしオオタニが9月下旬まで投手として復帰できないのであれば、PCAが最有力になるのではないか」と予想した。
同記者が指摘するように、MVPの下馬評は一部の米スポーツブックメーカーのオッズでPCAが大谷を抜き去っている。米大手「DraftKings」は8月11日の時点でPCAのオッズが「-120」、大谷が「+100」。この米国式オッズは、「-」が100ドル勝つために必要な賭け額、「+」は100ドルを賭けたときの利益を示すもので、確率にするとPCAは54.64%、大谷は50%になる。
米FOXスポーツの人気トーク番組「First Things First」で解説者を務めるダニー・パーキンス記者も、8月中旬の同番組でこう主張している。

